名古屋市 天白区 八事 内科 経鼻内視鏡 頚動脈エコー 生活習慣病 高血圧 高脂血症

内科・消化器科・循環器科 あだちクリニック
名古屋市天白区八事山220番地
052-831-9762
内科・消化器科 あだちクリニック
 

前立腺がんは中高年の男性に多く見られるがんです。
アメリカでは10年以上前から、男性においてもっとも罹患率の高いがんとなっています。

日本でも最近患者数が急激に増えており、臓器別がん死亡数の増加比をみると、
前立腺がんでは、1995年の死亡数を1とすると、2015年の予測値は約3倍と予想されており、
増加率はトップになっています。
参考:前立腺がんの死亡数 1995年5,399人→2007年9,786人(人口動態統計より)

幸いに、前立腺がんは血液検査による早期発見が可能です。50歳以上の男性や、
血縁者に前立腺がんの人がいる男性は、定期的に検診を受けることが大切です。


前立腺とは、男性の膀胱の下にあり、尿道を取り囲むように存在するクルミ大の臓器で、
精液の一部である前立腺液を分泌し、精子の運動機能を助ける働きをしています。
男性ホルモンによって大きくなるため、中高年になると尿道が圧迫され、
おしっこの勢いが悪くなる前立腺肥大症という良性疾患が発症する場合もあります。

一方、前立腺がんは多くは尿道から離れた前立腺の表面部分にできます。
進行は緩やかなことが多く、進行すると「尿の出具合が悪い」、「血尿がでる」などの排尿に関する症状が現れます。
さらに進行すると、骨に転移することが多く、
「腰が痛い」「ちょっとしたことで骨折した(病的骨折)」などの症状で見つかる場合もあります。
しかし初期には自覚症状もほとんどないため、早期発見には検診が必要となります。

がんと診断されたら、CTやMRIなどの画像診断で、
がんの浸潤(周辺組織への広がり)や転移(がんが他臓器へ広がっている状態)の有無を調べます。
また、病理組織検査から得られたがんの悪性度やPSA値、
さらには患者さんの年齢や全身状態をも参考にして治療方法を選択します。

がんが前立腺の内部にとどまっていて、他の臓器に転移していない場合には、
手術療法、放射線療法、ホルモン療法(男性ホルモンを遮断する治療)といった様々な選択肢がありますし、
きわめて初期の場合には治療をせず経過を観察することも可能です。
前立腺周囲への浸潤がある場合には、放射線療法、ホルモン療法のどちらかまたは両方を行うことが一般的です。
骨など他臓器への転移がある場合には、ホルモン療法を第一に選択することになります。

前立腺がんは一般的に進行がゆっくりで、たとえ転移が認められてもホルモン剤を中心とした薬物治療が有効です。
専門医による診断をきちんと受け、適切な治療を行ってもらいましょう。


Copyright 2006(C)adachi clinic Co,.Ltd All rights reserved